第9節 運を呼び込む

 「行政書士だけでは成功しない」などというしかめつらしい悲観論にはいつもキチットした論理がある。それに対して「行政書士でガッチリ稼ぐ」などという楽観論にはプラスして情熱や冒険心がある。これがなければ世の中チットモおもしろくなく、行政書士などという仕事をやれるものではない。
 私たちは悪いイメージを次から次へ自作自演しストレスにかかったり、自分の進歩にブレーキをかけ自分を患っている。良いイメージを作ることは生きていくために大切なことである。人間のある種の細胞は、明るさ、希望、積極性によって活性化し、怒り、恐れ、失望などのストレスによって機能が低下する。これがガンをはじめ多くの病の進行に大きな影響をもっているという。
 成功する条件としてツキもなければならない。幸運を手もとに引き寄せなくてはならない。 行政書士に限らず士業は堅実な職業であるが、そうはいっても定石通りでこれをやったらこれが出てくるということであるならばそれは自動販売機と同じである。入れたより大きく返ってくる場合もあるし全然返ってこない場合もある。むしろ返ってこない場合の方が多い。いろいろなケースがあるから面白いのであり、それを楽しむ余裕のない人は行政書士にかぎらずどんな資格であっても独立開業するなどということは思いとどまった方がよい。
 開業したからには幸運の女神が微笑まなくてはならない。幸運の女神に好きになってもらわなくてはならない。そのためにはどうしたらいいか。
 簡単なことである。笑いがあるということと謙虚であるということであろう。そして妬み、そねみ、ひがみ、恨みをもちあわせていないことである。
 常に生き生きし、いつも在るべき姿を求め、そして、ゆかしい(elegant)ことであろう。