◆Iさんの成功のポイント

 フットワーク(footwork)がいい人はなんといっても仕事を頼みやすい。顧客はいろいろなことを依頼してくる。「この仕事をやって欲しい」「こういうこともできないか?」「とりあえず電話してみたのだけれども、やってくれるかい?」
 Iさんはこれらにすべて応えていった。
 「それはやったことがないので、できません。」「その仕事は、行政書士の資格ではできません。」「専門が違うので、それは、やりません。」
 このようなきまり文句を言うと、もう二度とどんな仕事も依頼されない。
 依頼された仕事はすべて受ける。経験のなさは、行動力とフットワークでカバーしよう。
「何でもやります」とは行政書士から言う言葉ではないが、依頼されたことは「何でもやる」のである。 同じことのように思うかもしれないが、「顧客のニーズが先にありき」という点で、大きな違いである。
 行政書士法(11条)に、依頼された仕事は拒んではイケナイというのがある。
 行政書士は社会的な責務がありその付託に応えなければならない義務があるからということらしいが、なに、この真の意味は「依頼された仕事を断るなんて、10年早いよ。」ということなのである。