◆Hさんの成功のポイント

 Hさんは相続業務をどのように開拓しようかいろいろと考えた。
 その中のひとつの方法として近所の生命保険会社の営業所に飛び込んだ。
 「セールスレディの皆さんに相続の話しをさせて下さい。」
 Hさんは朝の営業ミーティング(meeting)の時間を拝借して、相続や遺言の知識を話した。ここから業務に少しでも結びつけばと思って始めたことである。
 遺言の重要性、遺言書の作成など、相続と遺言についての知識をわかりやすく、おもしろく話していった。
 相続の業務依頼は、口コミによる。相続というデリケート(delicate)な問題だけに、ことさらそのことのみを営業したり、広告宣伝などという手段によって受託しようとしても、ムズカシイのである。何よりも「信頼が一番」の業務であるから紹介が相続業務の開拓方法である。その紹介者のグループ( group)のひとつとして生命保険のセールスレディを位置づけている。また、日頃の業務の中から積み上げてきた信頼が大切なのであって、折に触れ、何かにつれ、遺言とか、相続の話題は顧客の中で話してきている。そうした中から依頼者を紹介してもらい、そしてひとつひとつ手がけてきたのである。
 Hさんはいくつか手がけたことが、口コミで紹介がひろがっていった。Hさんは今、生前に遺言書を作成しておくこと、それも公正証書遺言にしておくことの重要性を啓蒙する日々である。