第5節 行政書士事務所からの紹介で超多忙

◆E女性行政書士の場合


 Eさんも女性である。Eさんはこれといった専門の行政書士業務をもつというよりは、仲間うちの行政書士や税理士から仕事を頼まれることの方が多い。
 仕事を頼まれやすい人というのはいるものである。仕事を頼む方から見ると頼みやすい人ということであるが、気が利いていて安心してまかせられる人ということだろうか。
 女性は、書類を作成する、官公署に提出するというフィールド( field)では確かにその特性を発揮する。いわばきれいな字で書類を作成し、作成した書類を几帳面に整理し、官公署に提出にあたっては丁寧に説明する。
 ところが、仕事をとるとか、顧客と交渉、折衝するということになるとどうしても苦手な人が多いようである。営業力にウィークポイント(weak point)があるような気がする。
 たとえばデートにしても男性が誘い女性が断るものと相場が決まっている。女性は自分が断られることに慣れていない。すべてイエスといってもらえ順風満帆のつもりかもしれないが、複雑な要因が絡み合うビジネスの世界では通用しない。
 営業戦略を詰め交渉や話し合い、時には断られることを想定して臨む。どのように問いただされどのように断られるか、いわば先回りして想定質問を考えておく。自分なりの回答を用意しておくことだろう。
 ホラ、男性だってひじ鉄にもめげず、あの手この手で誘っていくデショ。断られてからが勝負ナノデスヨ。