◆Dさんの成功のポイント

 企業にとって不可欠な経理事務を業務とする女性行政書士Dさん、その成功のポイントは何であろうか。
 会計記帳業務は企業の奥深く入り込むことになる。経営者としては秘密を守ってくれる人でなければならない。経理の内容が近所につつぬけになっていたのではたまったものではない。
 行政書士は、顧客の秘密を漏らすことは厳罰に処せられる。行政書士は国家資格ということだけでなく、業務上知り得た秘密は守らなければならない守秘義務が課せられ顧客の信用度が非常に高い。たまたま簿記ができるからとか、税理士事務所に勤めていた経験があるからというのでは、経理帳簿作成の適任者とはいえない。
 紹介で顧客を増やすDさんだが、どんなに有用な人材であったとしても、何の資格もないと、紹介する方はなんと言って紹介していいものか困る。
 「帳簿をつける能力があるから」「簿記ができるから」「とにかくいい人だから」‥‥これでは紹介された方も会ってみる気は起こらない。
 Dさんは、「行政書士で、非常に親切で信頼できるから、帳簿を付けてもらったら」という言い方で紹介されている。
 会計帳簿の作成依頼は、何といっても信頼である。広告宣伝、営業だけでは顧客が増えるものではない。顧客が新しい顧客を紹介し、その顧客がまた新しい顧客を紹介してくれる。ここにも紹介こそが顧客開拓の王道であるという言葉が大きい。