第3節 外国人関係業務で申請取次行政書士となる

◆C行政書士の場合


 行政書士の業務には、外国人を対象にする国際法務関係の業務がある。
 国際法務といっても範囲は広いが、主として行政書士が取扱うのは次の業務になる。
@帰化許可申請、国籍の離脱による他国籍の取得、国籍取得届出など国籍の得喪に関する  業務で主として法務局に申請する業務。
A外国人が日本に在留する資格の取得や変更、在留期間の更新などでいわゆる査証(viza) を取得する業務で主として入国管理局に申請する業務。。
Bその他、旅券(passport)に関する業務、企業の海外への投資、海外からの投資に関する 業務など。
 Cさんは、これら入国管理局・国籍関係業務が専門である。外国人の代理人ともいわれる申請取次行政書士の資格も取得している。
 Cさんは当初、事務所を訪れる外国人一人ひとりの相談に応じていた。実績を積むにつれ、一人ひとりの外国人から直接依頼されるよりも、日本の企業それも大きな企業からの依頼が多くなっていった。そうすると後続がなく一回だけの仕事であるよりも、継続反復して業務の依頼を受けるようになった。こうなると手続きも、一度に数十人の外国人の分をまとめて手続きすることもできる。ますます顧客のニーズに応えられることになる。
 こうなれば、外国人を雇いたい企業、雇うことによって海外へ進出を計画する企業が顧客となる。行政書士の活躍する場所は、日本だけでなく世界中が舞台となっていくのである。