◆経理や総務は行政書士の仕事

 企業は今後も総務、経理事務などの間接業務を外部に委託(アウトソーシング)していくであろう。低成長時代には、経営資源を効率的に活用しようとの動きが底流にあり、企業のコスト(cost)削減の動きはこれからますます加速する。直接、利益には結びつかない間接部門にメス( mes)が入るのは避けられないのである。
 財務処理、決算書作成などの経理事務一般、給与計算などの事務代行は行政書士が受託すべきである。人的余裕のないベンチャー企業、中小・零細企業など、経理部や総務部に専任要員を雇う余裕のないところが顧客の対象である。
 事務屋の最適任者は行政書士である。書類のプロ(professional)といってもよい。また、弁護士や税理士など専門家の紹介なども行い、顧客がもちかける内容に応じて、いろいろな相談の窓口にもなることもできる。
 企業の総務事務を代行する会社があると聞く。しかし、民間の事務代行会社と行政書士と決定的に違うところはどこか。
行政書士は職務上知り得た秘密を守らなければならない義務(守秘義務)が課せられ(行政書士法一二条)、漏らせば処罰される(同二二条)。
 依頼者にとって事務代行の料金の多寡もさることながら、会社の重要な事項、財務の数字を任せるのであるからなによりも秘密が守られなければならない。
 「株式会社総務○」などという事務代行会社よりも、行政書士の方がはるかに信頼が高い。まかせて安心というものである。