◆行政書士実践実務研究会

 1984年(昭和59年)行政書士の実務学校を創立した。行政書士を目指す人びとに対して、実務と事務所経営のノウハウを伝授するのである。建設業許可申請、外国人在留許可申請など主な業務と行政書士として必要最小限の知識を、3か月の講座ですべて教え込んでしまおうというものである。

 当時、受験の学校はあっても実務学校などはない。行政書士会でも講習会がそれほど開催されていなかった時代である。行政書士会にさきがけて講習会を始めた。自治大臣が行政書士の資質の向上を図るため、講習会の開催に必要な援助を行うように努めることとされた行政書士法の改正(行政書士法19条の2)が、その翌年昭和60年のことである。
 現在は行政書士会へ入会したならば、行政書士会が主催する講習会、研修会には参加できる。開業するのではなくて、研修を受けるために入会をする人もいると聞く。それだけでは会費がもったいない。入会するというのは開業することである。開業したならばその日から、顧客開拓に全精力をつぎ込んでいただきたい。

 入会しなければ実務を勉強できないということはなく、行政書士実務に関する本は市販もされている。本を読んで実務に触れることもあると思う。開業行政書士に話を聞くこともあろう。いろいろな機会をとらえて、やはり、行政書士会へ登録・入会する前までに実務の一端なりを勉強しておいていただきたい。