第2章

行政書士に
なるには
行政書士試験の傾向と対策

行政書士試験の傾向を知り
その対策をとれば
合格できる試験だ
あなたもこうすれば合格できる!

第1節

行政書士に
なるには
行政書士試験に合格するために

◆行政書士になるには

 では、行政書士になるにはどうしたらいいのかというと、行政書士法2条に、次の者が行政書士となる資格を有すると規定されている。
@行政書士試験に合格した者
A弁護士となる資格を有する者
B弁理士となる資格を有する者
C公認会計士となる資格を有する者
D税理士となる資格を有する者
E国または地方公共団体の公務員として行政事務を担当した期間が 20年以上(高等学校を卒業している者は17年以上)になる者
 行政書士試験に合格する以外に、弁護士や公認会計士などの資格を有する者にも行政書士となる資格を与えている。これはなぜだろうか。弁護士の試験のほうが行政書士よりも難しく合格率が低いから、と考えたならば間違いだ。そのような解答では、行政書士での成功はおぼつかない。正解は、弁護士をやっているぐらいだから、行政書士の業務も勉強する能力はあるだろう。行政書士となる資格は有すると認めようということである。弁護士以外に、公認会計士、弁理士、税理士に認めた。
税理士が行政書士の業務を行なっている、とはよく聞くことである。しかし、税理士は行政書士となる資格を有するにすぎない。イコールではない。資格があったとしても業務ができなければ、行政書士とはいわない。
 「行政事務を担当した公務員」とは何であろうか。これも同じ趣旨である。20年以上も公務員をやっていたのだから、担当していた行政事務についてはよく知っているだろうし、その他の行政事務についても勉強する能力はあるだろう。そこで、行政書士の資格だけは与えてみようということである。
 すなわち、これから行政書士試験を目指す皆さんも、将来行政書士の業務を勉強できる能力があるか否かを試験されるのであって、何も特別な能力や技能を要求されるのではないということである。