◆行政書士は経営法務コンサルタント

 「行政書士はあなたの暮しと財産を守ります」。私は名刺にこのように書いている。中小企業の経営と法務を指導してきて20年になる。切実に感じるのは中小企業の経営者は、つねによき相談相手を求めてやまないということであろうか。
 ひょんなことにより、13年前から、行政書士こそが「経営法務コンサルタント」であると位置づけ、中小企業の経営と法務の相談相手として今日まで活動を続けている。
 行政書士の資格で中小企業経営者と顧問契約を結び、リーガルサービス(legal service)とマネジメントサービス(management
service)を提供していくものである。
 行政書士は、「官公署に提出する書類を作成」したり、「許認可手続」をすることのみが仕事ではない。中小企業のためにこそあるべきで、全国200万社の法人企業と300万個人事業者のためにその職責を果たすべきである。そのためには、座して一つひとつの業務依頼を待つのではなく、積極的に中小企業経営者と顧問契約を結び、事務所経営の安定と職域の拡大をはかっていくことである。
 行政書士という名称に「書」すなわち書くという字が入っているから、とかくその業務は、書くことが仕事のように思われているが、どちらかといえば、コンサルタント(consultant)依頼者の相談相手になることが主な業務である。